About us

Mission

food remnants

「もったいない」を
「おいしい!」に

贅沢の「贅」には「むだ」という読み方があります。
これまで「むだ」と思って捨てられていた工場や生産地の食品残さ。
そこに栄養が一番詰まっていることを、多くの人はあまり意識していません。

本当は価値があるのに、工場や生産地で捨てられている残さたち。
日本において、これらは「食品ロス」に数えられていないことから「かくれフードロス」
と名付けました。

「かくれフードロス」は今の日本だけでも約2000万トンあると言われています。
そんな「かくれフードロス」を独自の技術を通して「新しい食材」へと再生する。
「むだ」と思われていたものに、「新しい価値」を見出す。

それは、新しい贅沢がめぐる社会だと、私たちは考えています。
「もったいない」が「おいしい!」になる。
それが当たり前になる社会を、皆さんと一緒に作り上げたいと願っています。

Vision

アップサイクルで
かくれフードロスを
ゼロにする

私たちは過熱水蒸気技術をはじめとしたテクノロジーを土台に、サプライチェーン全体を巻き込み、循環型フードシステムを構築することを目指しています。

Gulurico powder on spoons

1

食料自給率の向上

規格外や生産余剰、残さとして捨てられている農作物をパウダー化して再生し、新たな食品原料とすることで、食料自給率の向上につながります。

2

健康の増進

野菜の端材や残さなどには、実は栄養がたっぷり。過熱蒸煎機で「ぐるりこ®」に加工し、栄養や機能性成分を効率よくとれる形にすることで、人々の健康に寄与します。

3

地球環境の負荷の軽減

かくれフードロスの多くは焼却処分されていますが、食品にアップサイクルすることでCO²の排出量を削減することができます。

「かくれフードロス」とは

最近注目が集まっている国内のフードロス問題(年間約500万トン)には、実は産地で出る規格外作物や、食品工場から出る食品残さ(年間約2,000万トン)が含まれていません。
「残さ」と言っても食べられるものが多く、毎日大量に廃棄されていることはあまり知られていないことから、「かくれフードロス」と名付けました。

かくれフードロス約2000万トン・フードロス(製品の売れ残り、食べ残し)約472万トンを示したグラフ

※出典:環境省『食品廃棄物等の利用状況等
(令和4年度推計)』

Message
代表メッセージ

「もったいない」――。
お客様から食品残さ廃棄の実態をお聞きするたびに、思わず漏れる言葉です。

国内で年間約472万トンとされるフードロス問題。その裏には、実は見過ごされがちな事実があります。
産地で廃棄される規格外作物や、食品工場から出る野菜の端材、飲料の搾りかすなど、「食品残さ」と呼ばれる廃棄物が、年間約2000万トンも発生しているのです。その多くは十分食べられるものなのに、私たちはその存在すら知らないことが多い。
そこで私はこれを「かくれフードロス」と名付けました。

たとえば、ある食品メーカーでは年間数万トンもの野菜端材が、数億円をかけて産業廃棄物として処理されています。水分を多く含む残さは傷みやすく、輸送コストがかさむ上、乾燥処理にも時間や費用がかかるため、「捨てた方が安い」という判断になりがちです。
効率的な殺菌や高い生産性を実現した『過熱蒸煎機』によって、これまで捨てられていた残さを、高栄養価を持つ食品パウダー「ぐるりこ®」へとアップサイクルすることが可能になりました。

父の夢と新たな挑戦
「父の夢を叶えたい」――これが、私が起業を決意した理由です。
大手企業の役員だった父は、約30年前、突然会社を辞めて起業しました。超高温スチームを使った過熱水蒸気技術で野菜やフルーツをピューレにし、販売する事業を立ち上げたのです。私も父を手伝っていましたが、事業は思うように進まず、父は引退。今度は私がその思いを受け継いで、以前から父と構想していた「過熱水蒸気技術で高品質な食品パウダーを作る」ための技術開発に着手しました。
そこから1年をかけて開発したのが『過熱蒸煎機』です。この装置で生まれた食品パウダーは驚くほど風味がよく栄養素が豊富に残されており、「これを使えば捨てられる食品残さ――いわゆる『かくれフードロス』に光を当てられるのではないか」と感じました。

経済性と環境性の両立へ
ASTRA FOOD PLANを設立した2020年、まだ「サーキュラーエコノミー」や「SDGs」「ESG」といった言葉が広く浸透していたわけではありませんでした。しかし、今ではサステナビリティへの取り組みが企業の責任として注目されるようになり、多くの企業から「自社のかくれフードロスをアップサイクルしたい」との相談をお寄せいただいています。
とはいえ、現実は「アップサイクル」よりも「コスト削減」を優先する企業が多く、既存の大量生産システムから循環型の新しい仕組みへ移行することには、まだ大きな壁があります。
その壁を乗り越えるためには、ただ「エシカル」であるだけではなく、「アップサイクルをする方が儲かる」ビジネスモデルを確立する必要があります。経済性と環境性を両立させるサービスを提供し、業界全体の意識を変えていきたいと考えています。

アップサイクルが当たり前の未来を
私たちは、あらゆる打ち手を講じる覚悟です。

技術のさらなるブラッシュアップ、自社ブランドの立ち上げ、業界団体の設立、食品以外へのぐるりこ®の活用、海外展開――こうした取り組みを通じ、多くのステークホルダーと連携しながら、新しい循環型フードサイクルを実現していきます。
アップサイクルが当たり前になり、かくれフードロスがゼロになる世界を、皆さんと一緒に作り上げたいと願っています。

ASTRA FOOD PLAN株式会社 
代表取締役社長 加納 千裕

Company
会社概要

会社名
ASTRA FOOD PLAN 株式会社
住所

<本社・AFPラボ>

〒354-0024 埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26


<サテライトオフィス>

〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6-1 大手町ビルヂング9階

AgVentureLab(アグベンチャーラボ)
電話番号
049-293-2654
代表者
加納 千裕
創業
2020年8月3日
資本金
1億円
事業内容
食品加工機械の研究開発、販売
食品の開発、製造、販売
食品関連事業のコンサルティング

Access

本社・AFPラボ
サテライトオフィス